屋根塗装にも落とし穴が!?知っておくと便利な屋根塗装問題
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「屋根塗装なんてまだまだ先だ」と思っている方は少なくないでしょう。
しかし放っておくといつの間にか塗装出来ない状態まで経年劣化が進んでいたり、実は新築の時から不良な施工が行われていて雨水が入る形状になっているかもしれません。
そんな屋根塗装の問題を2つの屋根タイプから、屋根修理・屋根塗装を考えるタイミングも合わせてお伝えします。
1.屋根塗装で気をつけるべき2つの屋根タイプ
まず初めに屋根塗装で注意するべき二つのタイプをご紹介致します。
1つ目は「パミール」という屋根タイプです。
こちらの屋根タイプの特徴としては、劣化した際に製造ロットによっては、瓦自体の強度が低くなり、層間はく離・破片の落下などが発生する場合があるということです。
屋根材大手メーカーのニチハにより製造された「パミール」は、7年ではく離がはじまり10年でボロボロになってしまうほど耐久が弱いという問題があります。
現在は製造中止されていますが、「パミール」の屋根は屋根修理不可、屋根塗装不可となっているため、選択肢は必然的に屋根カバー工法か屋根葺き替えになります。
1996年から2008年に製造されているので、その時代に家を建てた方は屋根を調べてみる必要があります。
2つ目は「かわらU」という屋根タイプです。
こちらの屋根タイプの特徴としては、経年劣化の際に、瓦自体の強度が低くなり、ひび割れ・層間はく離・破片の落下などが発生する場合があるということです。
それに加えて、アスベストが含まれているため、屋根破片の落下などが起こっている場所には絶対に近づかないで下さい。
アスベストを吸ってしまうと肺がん、悪性中皮腫になってしまう可能性がありますので気をつけましょう。
ただし「かわらU」にアスベストが含まれているのは1975年∼1970年に製造された物だけとなっており、1990年∼2007年にかけて販売された「かわらＵ」に関してはノンアスベストとなっています。
「かわらU」というと瓦の方を思い浮かべると思いますが、実は違い、波型をしたストレート屋根材のことを指します。
問題ない瓦などの屋根材を問題のある「かわらU」に交換するという悪質なリフォーム提案をする会社もあるので、屋根修理を申し込む際は注意する必要があります。
また、屋根塗装に関しても再塗装をしてもすぐに劣化や剥がれてしまう恐れがありますので、「パミール」と同様にどこかのタイミングで屋根葺き替えが必要となります。
2.屋根修理、屋根塗装を考えるべきタイミング
2つの屋根タイプを紹介しましたが、「いつ屋根修理すればいいんだ？」、「屋根塗装はまだ早いんじゃ・・・」と思う方もいるかと思います。
そこでこの項目では屋根修理・屋根塗装を考えるべき時期やタイミングをお伝え致します。
まず新築であれば2年目までには屋根を含む各種点検することをオススメします。
なぜ2年なのかというと、新築の多くは保証が2年であるからです。
そもそも法律では新築住宅に関して引き渡し後10年間は「構造耐久上主要な部分等」「雨水の侵入を防止する部分」のいずれかで瑕疵が見つかった場合には、売主は補修や損害賠償などの責任を負う必要があるとされています。
上記以外の不具合に関しては売主が一定の期間を設けて、自社の保証サービスやアフターサービスを設定しているのがほとんどです。
契約や売主によっては5年や7年と保証サービス、アフターサービスがある場合がありますが、ほとんどが2年で設定されているかと思います。基本的には無償でメンテナンスや修繕が実施されますので保証がある内に各種点検を行い、アフターサービス保証を最大限に有効活用しましょう。
屋根は基本的に見えない部分となっているため、悪徳業者からすれば手を抜きやすい所です。遠目に見て大丈夫ではなく、しっかり点検を行う事で将来の雨漏り、塗装問題を防ぐことができます。
続いて屋根塗装をするタイミングですが、大体8年ほどと言われています。
新築の場合は、屋根材にもよりますが10年ほどは必要ないでしょう。
しかし、屋根材に関しては耐用年数と塗り替えの目安年数は違ってきます。
なので基本的に日本瓦以外の屋根材では築10年目以降で塗装をすることで家を長持ちさせるコツとなります。
屋根塗装自体は年数よりも経年劣化の劣化症状を基準に見抜く方が確実ですので、定期的な調査で雨漏り問題、塗装問題から防ぎましょう。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか？
これまで屋根塗装の問題となる屋根タイプや塗装のタイミングについてお話してきましたが、屋根塗装だけを依頼すると足場代がかかり費用がかかってしまいます。
外壁塗装も一緒にお願いすることで費用を抑えることも出来ますし、お家のデザインを統一することも出来ます。
屋根塗装を専門としている会社は少なく、地域によってはない所もあるでしょう。ですので大体は外壁塗装の会社に屋根塗装をお願いするのではないでしょうか。
外壁塗装会社は塗装の提案しかしませんが、住まいの"小さい"修理屋さんであればカバー工法と葺き替えによる屋根リフォームがご提案できます。
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記事を書いた人 代表取締役 千葉 雄一 弊社は創業以来、相模原市を中心に、一般住宅をはじめ数々の建築物に携わってまいりました。 私たちは、これまで培ってきた実績と経験を生かし、地域密着でこだわりある外装リフォームをご提供させていただきたいと思っております。 外装リフォームの事でお困りの際は、ぜひとも私たち「住まいの"小さい"修理屋さん」へお気軽にお問い合わせください。 |
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